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Rose et Esprit de Waka (薔薇と和歌の心)

あと数日で立春、暦の上では春が近づいてまいりました。

とはいえ、まだまだ寒い毎日ですが、九州などでフキノトウを摘むニュースを見聞きすると心に春を感じることができます。


私は去年から、古今和歌集の代表的な写本「高野切」臨書に取り組んでいます。

これは仮名書道の鍛錬を目的に師匠に勧められて始めたことでしたが、最近はその魅力にすっかりハマってしまい、図書館で解釈本を借りてはこの和歌集の奥深さを楽しむ日々が続いています。


頭の中が和歌で溢れる昨今、ピンと閃きまして今年はこの立春を機に、和歌と薔薇をコラボした作品を展開していこうと心に決めました。


もともと抒情詩と薔薇のコラボはいつかやりたいテーマでしたが、これまではロンサールの詩などフランスもののポエムしか頭になかったので、こんな展開になるとは自分でも驚いています。


そして、一作目として選んだのは次の和歌です。


春たちける日よめる  紀貫之

「袖ひちてむすびし水のこほれるを春立つけふの風やとくらむ」


(訳)夏の暑い日に袖が濡れてしまいそうになりながら手ですくった水が冬は凍っていたのを、立春の今日の風が解かしていることだろう。


立春を迎える喜びが心に響いて清々しい気持ちになりました。


作品はインスタグラムにも投稿しましたのでどうぞご覧くださいませ。







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